目次
六本木通り霞坂の六本木ヒルズと西麻布の交差点の間にあるコーヒーレイノは、70年代からある六本木・西麻布エリアの老舗喫茶店です
六本木の喫茶店ではフィヨルドが45年の歴史に幕を閉じるなど慣れ親しんだこのエリアの古き良きお店はだんだん減ってきているのでコーヒーれいのは貴重な昭和レトロな喫茶店です。
店構え
お店の前を通りがかる度、目を引くのが夏の間長いこと花を咲かせている瑠璃茉莉/ルリマツリ(プルンバゴ)です。
涼しげな青い花は可憐で美しくとても癒されます。いつも花が咲いている印象ですが、南アフリカ原産なのでさすがに冬場は咲いていません。
▲これは6月の瑠璃茉莉の花の様子です。
▲これは9月の写真です。花のつき方が違いますね。
▲冬になるとこのように。
六本木・西麻布で四季を感じられる喫茶店なのです。
店内
窓越しに見る瑠璃茉莉も素敵です。
▲たぶんここが特等席ですね。
▲店内はカウンター席と、カウンターと向かい合うように設置された長いベンチシートがあります。▼
以前はご夫婦2人で切り盛りされていましたが、しばらく前に奥様が亡くなり今は息子さんがメインで切り盛りしているようです。なお噂によるとご主人の方は某有名建築家の事務所にいらした方だとか、そうでないとか。
ですから以前は建築関係の方が多く来ていたという話を聞いたことがあります。
確かに置いてある書籍の中には建築関係の本もあるんです。まんざら嘘ではないのかな?いつか確認してみたいと思います。
なんと!2023年10月から東京都写真美術館で開催している「見るまえに跳べ」に出展しているアーティストがれいのの亡くられたママさんのご子息であることがわかりました。びっくり!
展覧会の詳細はこちら▼
▲小さいけれどテレビもあって、お洒落なリビング系です。この日は常連さん達とオリンピック中継を見ていました。
▲ここがカウンター側の小さなテーブル席。こじんまりしていていいんですよね。
ここの席。写真では見えませんが、少し高い位置に小さい窓があります。
メニュー
以前は、「価格には消費税が3%がプラスされます」なんて書いてあるかなり年季の入ったメニュー表でしたが、新しくなりました。そして、ちゃんと税込み価格になってますね。
▲コーヒーはブラジルとブレンド。ママさんによると ”うちはブラジルコーヒーのお店なの” ということなので、初めてだったりメニューを迷った時はまずブラジルで。
オーダー
暑い日だったので、レモンスカッシュをオーダーしてみました。「甘さはどうします?」と聞かれたので、全く甘みがないのもなぁと思い、「甘さ控えめで」とお願いしました。
▲よくありがちな奥様がホール担当でご主人が厨房なのですが、奥様が「レモンスカッシュ甘さ控えめ」とカウンターに伝えてから、ちょっとしてから「注文は?」とご主人が聞き返し、「レモンスカッシュ甘さ控えめ」と奥様が返答し、またちょっとしてからご主人が「注文は?」と聞き返し、、というのを3回繰り返していましたが、来たのがコチラです。
ちゃんと甘さ控えめでしぼりたてのレモンがおいしい手作りのレモンスカッシュでした。あーよかった。
新橋のカトレアのマルッとしたグラスで出てくるレモン1個絞りのレモンジュースもかなり美味しいけれど、れいののレモンスカッシュもこのシュッとしたグラスの通り、すっきりしていても美味しいです。新橋カトレアの詳細情報はコチラから!
▲コチラは以前に飲んだアイスカフェオレ、はちみつ入りの「コンレイチェ」です。
ポイント
ここは看板にも書かれいてる通り、ネルドリップで丁寧に挿れるオールドコーヒーがとてもおいしいです。
喫煙OKなので、愛煙家の常連さん達がカウンターでオーナー夫婦を囲んで談笑されているので、なかなか入りにくいのですが、一度味わう価値ありです。▼
六本木からも西麻布からの中間あたり、どちらからも微妙に遠くて常連度高めですが、週末も営業していますし夜も22時まで。
六本木や西麻布へ遊びに来たらチェックしておきたいレトロ喫茶です。
しかし、西麻布の再開発でそう遠くない未来には立ち退きが決まっているようです。
基本情報
店名 | コーヒーれいの |
住所 | 港区西麻布3丁目1−19 MAP |
最寄駅 | 六本木駅徒歩約3分 |
定休日 | なし |
営業時間 | 11:30 – 22:00 |
禁煙・喫煙 | 喫煙可能 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。