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渋谷で1955年(昭和30年)に創業した老舗カレー屋さんです。いんでいらの一号店である渋谷宮下パークビルの地下にあったいんでいら渋谷本店は、残念ながら2011年に閉店してしまいました。今回は、その老舗の味を引き続き渋谷で提供しているいんでいら道玄坂店へ行ってきました。
立地と歴史
いんでいら渋谷本店は、2011年に閉店してしまいましたが、元祖えびめしの誕生は渋谷本店です。1955年に創業した小さなカレー屋さんで、開業してから3年後に入ってきた調理長と初代社長が試行錯誤の末に現在の美味しいカレーと元祖えびめしが生まれました。
この解説パネルによると初代の社長というのは、画家と文筆業の傍いんでいらを経営していたらしいです。どんな方だったんでしょうね。また、えびめし誕生には全く触れられていません。あくまでカレー屋さんです。▼
いんでいら渋谷本店で働いてたスタッフが地元岡山で暖簾わけして始めたのが、現在の岡山B級グルメえびめしのルーツです。いんでいらには直営店とFC店があったのですが、現在東京はFC店の道玄坂店だけになってしまったようです。
店名のいんでいらというのは、1949年に上野動物園へインドのネルー首相から贈られた象の名前からとったそうです。だからお店のロゴが象なんですね。大変人気だった象のインディラは1983年8月に天寿を全うしました。その骨格標本は現在国立科学博物館に展示されているそうです。
店構え
道玄坂に面したビルの地下にあるお店なので、店構えらしい店構えはありませんが、店の入り口はこんな感じです▼
店内
店内に入ると左側に厨房があってその前がカウンター席、入り口左横にテーブル席もあります。▼
厨房内もテーブルも椅子もなかなか年季が入っています。▼
メニュー
メニューはシンプルです。基本的にはカレーとえびめしの2種類です。カレーは3種類あって各々具材の種類があります。▼
オーダー
ここに来たからには、カレーも食べたい、でも元祖えびめしも食べたい。ということで2人で行ったのでカレーとえびめしをオーダーしました。
カレーはベンガルカレーのクリームコロッケカレーです。小さなクリームコロッケが3つ並んでいて見た目も可愛い。
しかし!侮ってはいけません。真っ黒なルーが特徴のベンガルカレーはなかなかの辛さです。確かにメニューにもちゃんと(極辛)って書いてあります。▼
かなーり、久しぶりの元祖えびめしです。最後に食べたのは渋谷本店だったと思います。私はいつも渋谷本店に行っていたので、実は、道玄坂店は初訪問です。
ああ、やっぱりこの黒い甘辛い味付けとプリプリのえび、そして上に乗ったたまご。この味です!
岡山へ渡り大ヒットしたえびめしはちょっと味付けをアレンジしているそうですが、いつか岡山のえびめしも食べてみたい。とはいえ、こっちが元祖ですからね。▼
ポイント
渋谷本店が閉店して、その他のFCも次々閉店して、おそらく現在残っている唯一のいんでいらなのではないでしょうか。元祖えびめしは岡山へ行って、定着しましたが、いんでいらのカレーは、風前の灯火なのかな。ちょっと寂しい気持ちになってしまいました。今回私はえびめしを食べたので、次回はカレーを食べよう。
基本情報
店名 | いんでいら道玄坂店 |
住所 | 渋谷区道玄坂2丁目29−8 道玄坂センタービル MAP |
最寄駅 | 渋谷駅徒歩約3分 |
定休日 | 無休 |
営業時間 | 10:00 – 21:00 |
禁煙・喫煙 | 喫煙可 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。