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店構え
JーCOOKはビルの半地下にあたる部分にあって少しわかりにくいです。
この右側の階段の横のグリーンのテントが店の入り口です。
このお店はご夫婦2人で切り盛りしています。ご主人が厨房で料理を。奥様がホールの担当です。
ご主人はフランスやスイスでシェフをしていた経験があって、2人がご結婚されてからは2年間ドイツのフランクフルト総領事館の公邸料理人をしていたこともあるのです。ドイツから帰国後の1983年に銀座でお店をスタートして、この場所へ移転してきたのが1987年。それから34年間ずっと2人でここを守っています。
目の前まで来て、あれ?閉まってる?って思ったけれどちゃんと「OPEN」の文字が。よかった、やってる!
ガラスの扉を開けると次には自動扉があってなんとも不思議な導入なのです。それもこの店の魅力の一つかも。
店内
自動扉の先に広がるのは、入り口の緑のテントに書かれていた「CAFE TERRASE RESTRANT」の通り、とっても明るい空間が広がっています。▼
ガラスのショーケースには美味しそうなケーキや、この店のシンボルの犬のマジパンが並びます。
その横に入り口があるのですが、なんとこの先の部屋にも席があるのです。▼
これは部屋の奥側からの様子。なんと素敵な空間!
最初はこちらだけ借りるつもりが、大家さんから手前のスペースも借りて欲しいと言われて、今のL字型のスペースになったそうです。
明るい開放的なテラス席とこのなんとも落ち着く部屋空間とどちらもとっても素敵です。単なるアンティークとかレトロとかではなく、無国籍で日本じゃないような異国の雰囲気が漂うのはご夫婦の生き様の反映なのでしょうか。
テラス側からお部屋を望むとこんな感じです。奥の間仕切りの先にはトイレがあります。
トイレは洋式ですが、水洗タンクが上部にある古いタイプで上から下がる紐を引っ張って流すタイプです。懐かしいですね。▼
ご夫婦が好きなミュージシャンや映画のポスターが並びます。
メニュー
カフェレストランですから、ドリンク、デザート、フードメニューととっても充実しています。
JーCOOKという店名も日本人が作る料理という意味を込めているんだとか。あとはカフェだと料理がないと勘違いされるのでCOOKをつけて、食事ができることを主張していると意味なんですって。
スパゲティにピラフ、カレーがあります。どれもとっても美味しそう。
その中でも異彩を放つのがガンボスパゲティとウナギの蒲焼入りピラフですね。J-COOKオリジナルメニューです。▼
J-COOKの特徴の一つにスープのメニューの豊富さがあります。▼
デザートもポットクレームというフランスのプリンのようなデザートがトップを飾ります。
オーダー
3時頃に訪問しましたが、どうしてもガンボスパゲティが食べたくて、頼んでしまいました。
あさりとオクラが入っていて、少し辛めですが、ちゃんとスープの味も楽しめる程度の辛さでスパゲティに絡んでとっても美味しかったです。あっという間に完食してしまいました。これは益々他のメニューも食べてみたいなぁ。
ということで、レアチーズケーキとコーヒーを。酸味があって口の中でとろけるレアチーズケーキは珈琲との相性が抜群。頼んで正解のデザートでした。
ポイント
オーナーご夫妻がコンセプトとしている「毎日通いたくなる店」そのものだと思いました。
明るくて開放的な空間と少し暗めで落ち着く空間と空間に緩急があり、メニューも豊富なので毎日通っても飽きません。
特にスープとの組み合わせを変えればそのパターンも相当な数になります。1人できても複数できても良い時間が過ごせそうです。
また、海外経験が豊富な夫婦のこだわりや世界観で埋められた空間はとても居心地がいいです。▼
トイレを出たところの壁に貼られた絵葉書。海外でよく売られていたお土産の葉書ですね。
こちらはトイレの中の壁です。じっと見入ってしまって長居してしまいそう。
立地
外苑前駅、原宿、または表参道の間に位置しています。一番近いのは外苑前駅です。近くにはホットケーキがおいしいカフェ香咲があります。
J-COOK
渋谷区神宮前3丁目36−26 MAP