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1960年に千葉県野田市で創業した餃子専門店「ホワイト餃子」。私たちがイメージする餃子の姿とはまったく異なるのに絶大な人気を誇っています。
ただ野田本店は餃子の販売がメインで、店内で飲食できるのは平日営業日の17時から19時まで。
東京から訪問するにはかなりハードルが高いので、東京での旗艦店的存在の亀有店を訪問してみました。
立地と歴史
野田市での創業は1960年(昭和35年)。その前は名古屋で水餃子の屋台を引いていたそうです。
店名の ”ホワイト” は、旧満州で白(パク)さんから水餃子の作り方を伝授された創業者が、白さんにリスペクトを込めてのもの。
蒸し焼きにしている途中の餃子に油を投入し揚げ焼きにするのが特徴で、店名はホワイトですが餃子はこげ茶色です。
▲本店は千葉県野田市ですが都心からのアクセスが良いのは亀有店。本店からの暖簾分けです。巣鴨には「ファイト餃子」という ”技術連鎖店” がありますが暖簾分け店とはちょっと位置付けが異なるみたいです。
亀有といえば国民的人気漫画こち亀こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が有名です。JR常磐線の亀有駅を降りるとそこではこち亀の主人公、両津勘吉の銅像が出迎えてくれます。
ホワイト餃子 亀有店へはこの鋼色の両津さんの右手(写真では左)方向へ、JR常磐線の高架下に沿って10分ほど歩いたところです。
11台分の駐車場があり、首都高のC2(中央環状線)小菅ICからも数分なのでクルマでのアクセスも便利です。
店構え
餃子専門店というと「餃子の王将」にしろ「大阪王将」にしろ、いかにも餃子専門店ぽい店構えが一つの特徴ですが、ホワイト餃子亀有店は餃子専門店らしくない店構え。
▲ピンクの外壁、ピンクのチムニー、雰囲気も含めてまるっきりファミレス仕立てです。
ファミリーレストランに居抜きでホワイト餃子が入ったのではなく、ずっと昔からこの地にホワイト餃子があり、普通の中華店、餃子店のような店構えだったのが、30年ほど前に今のような店構えに改装したのだそうです。
今回は平日のランチタイムに訪問したのですが、12時の開店時刻の30分以上前から駐車場でお店が開くのを待っているお客さんが2組いました。
住宅街の中に建つホワイト餃子亀有店ですが、そうした光景はまるでロードサイド店のよう。
店内
店内も4人掛けテーブルがメインです。
見かけはまるっきりファミリーレストラン。
▲平日のランチタイムですがお一人様、職場の同僚、家族連れ、遠くから来た餃子好きなど多種多様なお客さんでした。開店から10分で満席になり、それ以降のお客さんは店内や店外に並んで待つことになります。
もっとも13時を過ぎればかなり空くみたいで、13:30頃に通りかかった時は空席が目立つ状態でした。
もし遠方から訪問するなら開店前に並ぶか、時間を12時以降にずらして訪問するのが良いと思います。
メニュー
さてメニューですがとってもシンプルです。
ホワイト餃子のチェーン店はチャーハンがあったり(ファイト餃子店)と店舗ごとにメニューが微妙に異なっています。
▲平日お昼のメニュー。
(夜間、週末には別メニューになっている可能性があります)
選択肢は焼餃子か水餃子か、ライスのサイズをどうするか。これは迷いますね。
▲焼き餃子は1人前8個600円が基本ですが0.5人前(4個)単位で注文できるようになっています。
グループ連れ、家族連れならどーんと焼き餃子を注文して、あとはご飯などサイドメニューを個々で好きなようにカスタマイズというのも良いかもしれません。
▲テイクアウトもやっています。
「生餃子」は持ち帰って調理して焼き餃子にするもの、「焼き餃子」は店舗で既に焼いて(揚げて)あるものです。名前は「生餃子」ですが冷凍されているので持ち帰りは2時間以内で。
お値段的には生餃子がかなりお得ですが、その代わり調理に時間と手間がかかります。調理方法を写真付きで詳しく解説したチラシをもらえるので、それを見ながら調理することになります。
イートインは12時からと17時からの2セットですが、生餃子は朝9時から夜21時まで販売しています。
(メニューには20:30までと記載されていますが、取材時の店頭表示には21:00までとなっていました)
なお、ホワイト餃子 亀有店での支払いは現金のみです。クレジットカード、QR決済、ICカードなどは使えません。
オーダー
今回は焼き餃子のセットメニューと水餃子1人前をオーダーしてみました。
▲焼き餃子は1人前8個が2人なので、16個乗ったお皿が中央に。
あとは味噌汁と漬物とライスです。
ライスは写真上がLライス、下がMライスです。器は同サイズですがLライスの方はご飯が山盛りになっています。
▲ホワイト餃子で食べるきつね色の餃子。
外はカリカリで中はジューシー。文字で書くと普通の美味しい餃子と変わらないのですが、その色やカリカリの食感は普通の餃子専門店のものとは全く異なる唯一無二のもの。
出てきた焼き餃子にいきなり齧り付くと火傷しかねないので、半分にして中を冷ましたり、ご飯の上に乗せて冷ましたりと工夫しながらいただくことになります。
▲修行のようにひたすら餃子だけを食べるのも良いですし、このようにライスとセットするもの美味しいです。
ライスセットにするとライスがいくらでも食べられそうに感じます。
▲水餃子も1人前で8個。
こちらは良くも悪くも普通の水餃子という感じですが、焼き餃子がああいう個性的なものだけに、良い箸休めになりました。
ポイント
千葉の有名なホワイト餃子ですが都内かそれに近い暖簾分け店というと数が少ないです。
その中でも亀有店は電車でも自動車でもアクセスが良いので、ホワイト餃子を食べたい! という人には良い選択肢だと思います。
ボリューミーなホワイト餃子とたっぷりなライスをお昼ごはんにしてしまうと、その日の午後は仕事も忘れ、もう何もしなくていいやという幸せな気持ちになれます。
▲常磐線亀有駅を降りるとあちこに両津勘吉が立っていますが、ホワイト餃子へ行く目印になる両津さんは北口の銅像の方です。
この写真は南口の両さんと中川と麗子。もし駅を降りてこの像があったらそれは南口なので北口へ戻りましょう。
また亀有はキャプテン翼の南葛SCの地元という設定らしく、キャプテン翼関係のグッズもありますから、それらもお見逃しなく。
基本情報
店名 | ホワイト餃子 亀有店 |
住所 | 葛飾区西亀有4−11−15 MAP |
最寄駅 | JR常磐線 亀有駅北口から徒歩10分 |
定休日 | 水曜日、第2,3火曜日、年末年始 |
営業時間 | 12:00 – 14:00(LO)、17:00 – 20:00(LO) 生販売は9:00 – 21:00 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。