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立地
外苑前駅と千駄ヶ谷駅から各々徒歩約10分ほどにある出版社河出書房新社の1階にある喫茶店です。
河出書房新社は1886年に河出靜一郎が日本橋に創業した由緒ある出版社です。
この地千駄ヶ谷に本社を構えたのは1979年です。その頃からこの茶房ふみくらがあったとすると既に42年になりますが、ふみくらの創業がいつなのか残念ながらわかりませんでした。昭和レトロな看板がその歴史を物語っている感じなので、ラブレトロな喫茶店としてブログを書きます。
目の前には隈研吾設計の国立競技場がデーンとあって、普段は静かな場所ですが、TOKYO2020の開催が迫った現在は、何やら慌ただしい空気が漂っています。
年季の入った看板も本のデザインです。▼
店構え
ガラスに映る国立競技場の姿で分かる通り本当に目の前です。ガラス張りなのでとっても開放的なお店です。
メニューなど喫茶店らしい案内だけでなく書籍のポスターが貼ってあるのがこのお店ならではです。
2017年9月にマツコデラックスの深夜番組「夜の巷を徘徊する」(テレビ朝日、「夜の巷を徘徊しない」に改題後2021.3月に放送終了)で「マツコ神宮球場の花火を見る」特集で河出書房新社とこの茶房ふみくらにマツコが訪れたようです。マツコはここの炭焼きコーヒーを飲んだらしいです。
店内
カウンターとテーブル席のシンプルな構成です。
カウンターのスツールとテーブル席の椅子が特徴的なデザインです。オリジナルなのでしょうか。
圧倒的に河出書房新社の社員や関係者の利用が多く、ある意味社食のような存在です。でも、一般の利用も問題ありません。
立ち寄ったのはランチタイムが終了していたので空いていましたが、お昼時は社員の方で混みそうです。
メニュー
コーヒーはサイフォン式とプレス式の2種類です。
ドリンクメニューの他にランチメニューは日替わりなので店内外のボードに書かれいます。▼
英語メニューもあるのがインターナショナルです。
オリンピックが始まったら活躍しそうです。▼
オーダー
サイフォン式のロイヤルブレンドコーヒーです。
ゆったりとした時間が過ごせます。▼
こちらはバナナオレです。歩き回った後だったのでとっても美味しく頂きました。▼
ポイント
出版社の1階にある喫茶店ですから、ブックカフェになっています。もちろん河出書房新社の本が図書館のように並んでいます。
今でこそブックカフェは珍しく亡くなりましたが、きっとその先駆的な存在なのではないでしょうか。
書棚の上段には江口寿史のサインがありますね。その隣は手相芸人の島田秀平のサインです。▼
コーヒーを飲みながらゆっくり読書することも可能です。▼
お店を出たところにビルの案内がありました。茶房ふみくらは完全に河出書房新社の一部ですね。▼
国立競技場に最も近い喫茶店です。少し歩けばパンケーキが美味しいカフェ香咲やガンボスープやマジパンのJーCOOKがあります。
茶房ふみくら
渋谷区千駄ケ谷2丁目32−2