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店構え
渋谷の駅のすぐ近くの明治通りから青山方面へ脇道を入ったビルの1Fに茶亭羽當はあります。
ちょっと渋谷の街中とは思えない山小屋風の店構えです。
創業は1989年。ラブレトロのゆるい定義としては「昭和」しばりがあるのですが、1989年は同時に昭和64年でもあるわけですし、すでに30年以上この地で喫茶店を続けているので、レトロの部類にカテゴライズします。
あとは、あのブルーボトルコーヒーの創業者ジェームス・フリーマンのお気に入り喫茶店としても有名なので。
店内
店内はL字型のスペースです。
入ると右側に長いカウンターが、左はテーブル席でその奥に大テーブルがあります。
大きな古時計の前に円形の大テーブルがあり、ここは相席となります。▼
カウンターの中にはオーナーが国内外で集めたカップアンドソーサーがずらりと並びます。▼
これはトイレ側から見た店内の様子です▼
メニュー
実際は印刷ですが、手書きのメニューが味があっていいですね。▼
フードメニューは裏面に書いてあります。▼
オーダー
オレグラッセがあるお店では必ずオレグラッセをオーダーします。
だってこんなに魅力的な飲み物他にありますか?オレグラッセはコーヒーとミルクが完全に分離していますが、かき混ぜる必要はありません。実際かき混ぜるためのカトラリーはついてきません。グラスを傾けて口に運ぶと不思議とミルクとコーヒーがちゃんと両方一緒に入って来るのです。そのミルクとコーヒーの比率が最初と最後で少しづつ変わるので味の変化を楽しむ飲み物です。
お隣に座っていた英語で会話をする外国人女性が、オーダーしたフードメニューについてきたスプーンでかちゃかちゃ音を立てながらグルグルにかき混ぜているのを見てちょっとショックでした。
オレグラッセのお供はベークドチーズケーキです。しっとりとまろやかで美味しい。
こちらは羽當オリジナルブレンドコーヒーとレアチーズケーキです。
ベイクドチーズケーキも美味しいけれどレアチーズケーキも美味しい。どちらかなんて選べません。
なぜか、フォークが刺さって出てくる茶亭羽當です。▼
ポイント
オレグラッセは味も見た目も最高のいっぱいです。
今回カウンターでオレグラッセを作る様子をじっと見ていましたが、グラスにガムシロップを入れて、ミルクを注ぎよく混ぜます。そこにコーヒーを少しづつ時間をかけて丁寧に混ざらないようにいれるのです。オレグラッセに限りませんが、一杯づつとても丁寧に淹れていました。
しかし、驚いたのはガムシロップの量です。結構な量入っているのですが、オレグラッセをいただく貴重な時間にダイエットとかカロリーとかそんなことをいちいち気にしてはいけません。▼
立地
渋谷にあるので店内利用者は若い人が多い印象です。
とはいえ、ハチ公側ではなく、東口から徒歩3分ほどの便利な場所にあります。
茶亭羽當(さていはとう)
渋谷区渋谷1丁目15−19 MAP