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先日閉店して数m移店復活した神保町のキッチン南海の暖簾わけのキッチン南海駒場店のオーナーシェフは、暖簾わけのキッチン南海はみんな後輩だよと言う、キッチン南海歴約60年の大ベテランです。
店構え
赤いテントに黄色と緑でキッチン南海の文字。このキッチン南海の南海というのは、若い人は知らない野球チーム南海ホークスの南海から来ています。キッチン南海は1960年に飯田橋で創業、その後1966年に神保町に移転しました。神保町のキッチン南海本店は創業してから60年の2020年6月にビルの老朽化により閉店しました。90歳のオーナーは他にやりたいことがあるそうで(すごい!)引退。その後、神保町店の店長が後を引き継ぎ2020年7月に移転して新店舗にて復活しました。そのような歴史ある南海で十代から修行して駒場で独立したのがここのオーナーシェフです。
店内
お店はL字型のカウンター席のみです。▼
入り口側のカウンター席は油の熱気で暑いのでこっちに移動するようにと言われました。確かに移動したら涼しくなりました。▼
唯一のテーブル席は完全に物置化していて使ってないようです。マスターお一人なのでカウンターのみじゃないと捌けないのかもしれません。なぜか石原裕次郎です。シェフから見える高い位置にテレビがあって高校野球が流れていました。野球チーム名が店名の由来となったお店だけに、野球がすごく好きなようです。高校野球やプロ野球について熱弁を奮っていました。▼
メニュー
メニューはシンプルです。南海によっては、その店独自のメニューがあったりするけれど、駒場は本店のメニューの縮小版のような感じです。▼
オーダー
キッチン南海といえば黒いカレーでしょう。おそらく半数以上の人がカツカレーのオーダーなんではないかな。千切りキャベツの枕に横たわるカツに黒いカレーの布団が優しく、そしてたっぷりとかかっていて、熟睡するカツを抱きかかえるかのように口に運ぶ。もうたまりませんな。おいしいです!▼
こちらはエビフライ生姜焼き定食です。これまた千切りキャベツに添い寝するようにごん太のエビフライ、更にその横には生姜焼きです。そして!なんと生姜焼きの下にはヘソクリでも隠すかのようにトマトケチャップ味のスパゲティが!にくいですね。ご飯が進む一品です。▼
ポイント
シェフは北海道の出身だけれど、この57年(だったと思う)三回しか帰ってないそうです。そんな話をいろいろしていたら、住んでいる場所がすごく近くてびっくりしました。なので、自宅は駒場ではなく駒場まで通っているということがわかりました。そして、キッチン南海はフランチャイズじゃなくて暖簾わけだということ、今、営業しているキッチン南海はほとんどが後輩で、自分が一番年長だということです。お喋り好きなシェフは近所の方々とも仲良しで、通りがかる小学生や中学生がみんな挨拶をしていくのです。いいですね。この感じ。シェフの人柄ですね。またお邪魔しまーす。
基本情報
店名 | キッチン南海 駒場店 |
住所 | 目黒区駒場1丁目27−10 MAP |
最寄駅 | 駒場東大前駅 |
定休日 | 不定 |
営業時間 | 11:30~21:00 |
禁煙・喫煙 | 禁煙 |