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外苑前の駅のすぐそばにある1959年創業の老舗喫茶店 川志満 はコーヒーとおしるこ推しのレトロな喫茶店です。近隣で働く喫煙者の憩いの場所なので、16時には閉店ですし、土日はしっかりお休みです。夕方や休日に昭和レトロな喫茶店巡りをしている人にはちょっと訪問難易度高めな喫茶店です。
店構え
川志満ビルの1階にあって祖父母の代から続くという老舗喫茶店ですが、現在はお孫さんである3代目の女性店長が切り盛りしています。お店の上にお住まいだそうです。喫茶店のお隣には宝くじ売り場があり、スタジアム通り沿いで明治神宮球場が近いということもあってヤクルトスワローズ推しのお店です。▼
店内
店内は間口に比べて奥に長いお店です。奥の左側に厨房があります。厨房前にはカウンター席があってそこ以外はテーブル席です。アーチ型に織り上げられた天井からはランプ型の照明が吊るされ、梁の木とのバランスが老舗喫茶店らしいインテリアです。▼
老舗喫茶店らしいのは、天井や壁やカウンター上のランプ型の照明だけではありません。こんなところにステンドグラスがひっそりとあるじゃありませんか!前には段ボール箱が置かれてちょっと所在なさげですが、本物のステンドグラスです。▼
そして、場所柄ヤクルトスワローズ推しなので、ケースの中はこんな感じです。だからと言ってファンが通っているお店か?というと来るには来るんでしょうけれど、お店の営業時間的には野球観戦に来たお客さんは来ないでしょうね。なんせ平日のみの営業で16時には閉まってしまいます。▼
メニュー
モーニングは11時までやっています。コーヒーはインドネシア産のトアルコトラジャをキーコーヒーから仕入れています。そして、なんと言っても看板メニューのおしるこは甘味品メニューの中にあります。先代が名古屋出身ということで自家製のあんこにこだわっているそうです。▼
おしることはちょっと相容れないこんなメニューもありました▼
オーダー
そりゃ、おしるこをオーダーしますよね。真夏の酷暑の日でしたけれど、頼みましたよ!田舎しるこです。オーダーすると「お餅を焼くので少し時間がかかりますけどいいですか?」と確認されましたが、それほど時間かかったという印象はないです。写真でもわかる通りアツアツの粒あんの中にアツアツのお餅が入っています。真夏にこれだけアツアツだともうマゾヒスティックの極地みたいな行為ですが、看板にコーヒーとおしるこって書いてあってオーダーしないわけにはいかないじゃないですか。それに、おしるこすごい好きだし。▼
塩昆布とお茶もついてきますよ。塩昆布をちびちび間に挟みながらいただく田舎しるこは本当に美味しかった!え?ここ本当に外苑前?って感覚に陥りました。今度はあんトーストも食べてみたいです。
こちらがトアルコトラジャです。▼
ポイント
ひっきりなしにお客さんがやってくる人気店です。駅に近いということと、店員さんの雰囲気もいいし、なにより全面喫煙可能店なので愛煙家の方々ばかりでした。ですからタバコ臭いのが苦手な方はやめた方がいいです。
私は喫煙者ではありませんが、いい雰囲気の昭和レトロな喫茶店は喫煙可能店が多いので、そこはお店の方針ですから仕方がないので我慢します。
外苑前にはホットケーキが美味しいカフェ香咲や、個性的な食事メニューが豊富なJ-COOK、河出書房の1階に位置するふみくらなど個性あふれる喫茶店がたくさんあるのでレトロ喫茶店巡りのしがいがあるエリアの一つです。
川志満
港区北青山2丁目7−20 MAP