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長野県の小諸市。島崎藤村の「千曲川旅情の歌」という詩にも歌われた小諸城を中心とした古い城下町です。
ここで2021年に開催された「浅間国際フォトフェスティバル2021 PHOTO KOMORO」で訪問した際に訪れた会場の一つ「旧 スナック夕子」。昭和の名残には違いないのですが、レトロも通り過ぎた廃墟に近いその建物には強烈なインパクトがありました。
その建物に「FLORO Cafe」というヴィーガンカフェが入り、スナック夕子の内部も見学できるようになったということで、軽井沢とあわせて訪問してみました。
カフェは2022年のオープンなのでラブレトロの対象外ですが、建物はどうみても昭和か下手をしたらそれ以前のものなので取り上げてみました。

▲これがスナック夕子の入る建物。フォト小諸の頃と比べ手入れがされ、今は komoro street と名付けられています。
立地と歴史
以前は信越本線の特急が停まる駅で、高原を走る小海線の始発駅でもあった小諸駅。近隣には工場も多く駅やその周辺の商店街はかなり賑わっていたそうです。
その小諸駅の駅前通り沿い、駅から徒歩5分ほどの商店街の中ほどにスナック夕子などが入る komoro streetの建物があります。

▲今はもう典型的な地方のシャッター街を歩いて、商店街から一つ入った路地裏です。
蔦に覆われた建物とスナック夕子の看板はかなりインパクトがあります。
1FはカフェのFLORO Cafe。2022年にオープンしたばかりです。さすがにスナック夕子の創業は分かりませんでした。ただもう随分昔に営業を止め、建物の看板だけが残されている状態です。
店構え
komoro streetは飲食店が入る3階建ての建物です。
1階には新しくカフェと花屋さんが入り、2階は花屋さんのグッズ売り場も兼ねたレンタルスペース。それと旧スナック夕子の店舗が保存されています。

▲写真は1階のカフェの入口。
建物に合わせてウッディな設えにしたのか、そもそもそういうコンセプトでウッディにしたのか分かりませんが、でも違和感なく収まっています。
店内
店内は建物を空間を生かしたスペースとテラス席。テーブル数でいうと店内が4つ、テラスが6つ。

▲古い建物の空間をうまく生かした、いわゆる古民家風カフェのようです。

▲建物の裏に広がるテラス席にはテーブルが6卓。店内より広くてこちらの方がメインなのでしょう。
ヴィーガンカフェなので当然のように全面禁煙です。

▲テラスと店内の間には KOMORO と入ったドアがあって仕切られています。
メニュー
メニューはドリンクとヴィーガントースト、それとデザート類です。

▲コーヒーは軽井沢のKARUIZAWA COFFEE COMPANYのオリジナルブレンド。
信州らしいりんごジュースや白ぶどうジュースも気になります。

▲ヴィーガンフレンチトーストがメインのようです。

▲これはイメージ写真付きのメニュー。
この日は軽井沢でお腹いっぱいになっていて、コーヒーとデザートしか食べられませんでしたが、次回はフレンチトーストをを狙いたいです。
オーダー
ということでオーダーしたのは、「小諸FLOROブレンド」と「バナナマフィン」。

▲木製のテーブルと年代を感じる塀の組み合わせ。
こういうシチュエーションでのコーヒーは身体が温まります。
旧スナック夕子
コーヒーでひと休みしたら2階の旧スナック夕子の見学。

▲カフェの横に階段があったそこには「昭和レトロ見学会場」という案内が出ています。

▲古めかしい赤い階段を上がります。

▲2階はカフェを運営するフラワーショップのグッズなどが置かれています。
写真で左の重厚なドアの奥が旧スナック夕子です。

▲スナック夕子と入った緑のライト。
古い飲食店街ではよく見かけますね。

▲内部はカウンターと赤い椅子が数席。
壁際にはやはり赤で統一されたボックス席が2つ。
夜な夜な夕子ママと常連さんたちがお酒を飲みながら会話を弾ませていたのでしょう。その様子が目に浮かびます。

▲まさに昭和のスナック。
同じようなスナックは日本中にまだまだ残っていると思いますが、こうしてゆっくり観察できるところは少ないでしょう。

▲18歳未満は入店不可、支払いは現金のみ。そして何故かアフタヌーンティー用のスタンド。
他のスナックでもこのような注意書きってあるのでしょうか。ともかくこうした場所でしか見かけない気がします。
狭いスナックですが、濃厚な昭和の薫りが漂っています。
ポイント
ポイントはkomoro streetの建物。かつて栄えただろう駅前の飲食店街の建物が一旦は放棄されたものの、こうして蘇っているところがまず珍しいのではないでしょうか。
そして旧スナック夕子。古い昭和のスナック文化を漂わせる場所が静態保存されています。
さらにkomoro streetと旧スナック夕子と昭和レトロな場所に入る、お洒落なフラワーショップとヴィーガンカフェというアンバランスさ。
一粒で2度どころか3度美味しい場所です。

▲2021年のフォト小諸の時は、昭和の飲み屋のLGBTsなママさんたち(当時の表現ではオカマ)の写真が展示されていて、新宿2丁目みたいな雰囲気でした。
手前の「ジャスミン」も気になりますね。こちらは現役のようです。
小諸でのカフェ巡りやレトロ巡りで、1か所で両方楽しめる貴重な場所、komoro streetです。
基本情報
| 店名 | FLORO Cafe |
| 住所 | 長野県小諸市相生町2−2 MAP |
| 最寄駅 | JR/しなの鉄道 小諸駅徒歩5分 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 営業時間 | 9:30 – 17:00 |
| 禁煙・喫煙 | 禁煙 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。












