創業から100年以上、六本木のど真ん中でガッツリ系千円ランチが食べられる「正直家」

地下鉄六本木の駅から徒歩1分。六本木のまさにど真ん中とも言える場所にありながら1,000円でお腹いっぱいのランチが食べられるうなぎ屋さんがあります。

創業から100年を超える老舗うなぎ店「正直家(しょうじきや)」です。本来はうなぎ屋なのですが、今はガッツリ系の定食の方が有名かもしれません。

六本木というと華やかなイメージばかり先行しているのですが、こうした昔からのレトロで家族経営な定食屋だってあるのです。

昭和レトロな店舗、

そして手頃な価格のメニュー全貌をご紹介します。

立地と歴史

六本木交差点から1分。外苑東通りをミッドタウンの方へ50mくらいというロケーション。

▲昔からある小さな雑居ビルの奥まったところに「正直家」があります。

店頭の看板には「うなぎ 山海料理」と書かれていますし、その脇には ’ビール、日本酒、芋焼酎、ハイボール” と書かれています。たぶん正直家のお客さんたちは定食屋、居酒屋、うなぎ屋とお客さんごとに違った認識をしていると思います。

ただオリジナルはやはりうなぎ屋。このビルも少なくとも80年代初頭からこの場所にあって正直家もその頃からずっとここで営業しています。

店構え

雑居ビルの1階が正直家。

このビルは1フロア1テナントのようです。

▲ビルのエントランスには「正直家 SHOJIKIYA」の看板とともに 「SHOJIKIYA BUILDING」の文字も。

つまり正直家ビル。そう、自社ビルなんですね。

六本木のど真ん中のうなぎ屋兼定食屋ですが実はビルオーナー。定食の安い価格も納得です。

▲ランチタイムの入店待ち行列。

六本木なので価格帯に関しては安い方から高い方はきりが無いくらいレンジが広いのですが、正直家は普通のビジネスパーソンにドンピシャなのでこんな人気になります。

店内

ビルが建ったのは80年代初頭、つまり昭和の最後期でバブルの時代。

ということは内装にもお金をかけたゴージャスな感じか(しかも六本木ですし)、そこら辺は無頓着な普通の昭和の無いそうなのか気になります。

▲実際はこのような昭和レトロ感の溢れた店内。

4人卓が全部で9卓ほど。

街のラーメン屋とか定食屋でよくある雰囲気です。本当にそれ以上でも以下でもありません。

メニュー

問題のメニューを見てみましょう。

▲お客さんのほとんどはこの定食メニューを食べています。

値段は原則1,000円。ちょっと贅沢して1,100円とか1,300円とか。そしてダントツに豪華な「六本木弁当」2,300円。

今が千円なら昔はいくらだったんだろうと気になりますが、昔からだいたいこんな価格です。コロナ禍後に大幅値上げしたわけではないです。

▲メニューのもう一方の面はうなぎのメニュー。

うな重が4,200円からというのは相場通りの値段です。

オーダー

今回は刺し身にしようかとんかつにしようか迷ってエビフライ定食をオーダー。

▲ご飯、漬物、みそ汁。さらにポテトサラダと冷奴。栄養のバランスにも配慮された王道の日本の定食です。

メインのエビフライの下にはタルタルソース、キャベツ、レタスなどが控えめに並んでいます。

エビフライも大きいですねぇ。

六本木や西麻布には「三河屋」とか「七番」といった揚げ物系定食の名店があるのですが、ボリューム的にはそれらと比べると普通の定食ですね。

▲エビフライを逆側からアップで。

よく見ると海老が4尾いることが分かります。普通のサイズの海老が2尾、小サイズが2尾。六本木で4尾入りエビフライ定食が1,000円というのはかなりすごいですね。

テーブルの上には醤油とソースだけが置かれていて、ソースの方はこのエビフライにも良く合うものでした。

定食類はバリエーションも豊富なので、刺し身→サバ→唐揚げ→エビフライ→とんかつというようにローテーションしていけば栄養が偏ることもありません。もしかしたら六本木近辺の独身者にとってのオアシスみたいなお店なのかもしれません。

ポイント

ポイントはとにかくその立地と価格帯です。六本木の自社ビルなので圧倒的な価格です。

六本木のほぼ中心なので近隣で働くビジネスパーソンのランチにはピッタリですし、六本木に遊びに来て予算オーバーしてしまった時のランチやディナーにも良いでしょう。

またアップビートな六本木の街で、ちょっと落ち着いて懐かしい味と雰囲気をという時の候補としても。

何度もリピートしていろいろな定食を試してみたくなります。

基本情報

営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。