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店構え
全然レトロではなく近代的な広尾のビルの1階と地下にお店はあります。
それもそのはずこの広尾本店は2013年に開店したお店です。でも新しいお店ではありません。
「ルコント」自体は1968年創業の立派な老舗で、日本初の本格的フランス菓子のお店と言われています。創業当時は六本木に店を構えていました。
創業者のアンドレ・ルコント氏は“Tout a la Française”(万事、フランス流に…)が信念でした。オープン当時、日本ではフランスの材料を手に入れることが非常に困難でした。そこで菓子には欠かせない菓子材料を輸入する会社も設立しました。
現場に立つだけでなく、様々な意味で日本におけるフランス菓子の草分け的存在です。
店内
1階はケーキと焼き菓子などのショップです。
窓際にはイートイン可能なテーブル席が2つあります。
ショーケースには要冷蔵のケーキ屋マカロンが。
棚には焼き菓子が並びます。▼
このシャンデリアは以前の店舗で使っていたものです。▼
地下
地下に喫茶があります。
モーニングやランチも食べられますが、今回はティータイムに。地下にも階段にあったシャンデリアがあります。▼
地下で上階のケーキを頂くことが可能です。▼
メニュー
飲み物メニューです。▼
オーダー
季節限定のイチゴのケーキとルコントの代名詞的なシュークリーム2種類スワンとスウリーです。
飲み物はコーヒーとカモミールです。どちらもポットサービスなのが嬉しい。
これもアンドレ・ルコント氏の「フランス流」ですね。▼
イチゴとカスタードクリームたっぷりの美味しいケーキでした。
シュークリームはスワンが生クリームたっぷりで、スウリーがカスタードクリームたっぷりです。
ポイント
アンドレ・ルコント氏はフランスロワール地方の生まれで、31歳の時に来日し、亡くなるまで日本でフランス菓子を作り続けてきました。
現在は世界に通用する洋菓子職人を発掘するコンクール「アンドレ・ルコント杯」が開催されいます。
実はルコントは2010年9月に一度閉店しています。しかし、その3年後広尾の地で総製菓長としてルコントの片腕として活躍した島田進(パティシエ・シマ)が監修し再オープンしたのが現在のルコントです。かつてのルコントで活躍してきたシェフ・パティシエがアンドレ・ルコント氏の遺志を引き継ぎ味を再現しています。もちろんアンドレ・ルコント氏の“Tout a la Française”(万事、フランス流に…)を信念に。
どのケーキも本場フランスの味そのものです。▼
立地
広尾駅から徒歩2分ほどです。有栖川公園に近い場所にあります。
A.Lecomte(ルコント)広尾本店(2021.10.27閉店)
港区南麻布5丁目16−13 MAP
10:00−18:00 不定休
2022年8月末で羽田空港店、松屋銀座店、日本橋三越店、ルコント全店舗閉店しました。