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店構え
銀座の裏路地にある昔ながらの中華屋さんです。赤い看板が目印です。
銀座のど真ん中ですが、隣の焼肉屋さんとかかなりディープなエリアです。60年以上続く老舗です。
店内
カウンターとテーブル席が2つあります。
ここは銀座?って錯覚するくらい「まちの中華屋さん」感がすごいです。お店は2代目大将が一人で切り盛りしています。
こじんまりしていて、古いけれど、すごくほっとする雰囲気です。
銀座ではもう失われつつある規模の中華屋さんです。
すんごく昭和なこの感じ、いいですね。
GK創設者の榮久庵健憲司デザインのキッコーマンの醤油差しがすごくあっています。一つはお酢入れになっていましたが。
ヨーグルトの瓶に入っているのは自家製のラー油です。ラー油の後ろにちらりと見えているのは灰皿です。そうです。ここは喫煙OK店です。そんなところも昭和なままなわけです。▼
メニュー
店内に貼ってあるボードのみです。写真を撮り忘れました。
お値段は全て1000円でお釣りがきます。
オーダー
この店やっぱりチャーハンなんですよね。
パラパラ系で味付けしっかり目の正統派のチャーハンです。お皿からはみ出す勢いの量のチャーハンがのっていますが、これ大盛りではありません。これがデフォルトのチャーハンなんです。でも心配ご無用。ペロリといけちゃいます。タクアンがちょこり横に乗ってるのも可愛いです。
スープはこれまた正統派の醤油ラーメンのスープの味。ネギの浮き具合もちょうどいい。
お値段といい、場所といい、雰囲気といい、もう全部が合格です。
先日再び食べたくなって行ってみましたが、休業していました。
最近はランチ営業もやめてしまって夜営業だけになったので、銀座に行ったらのぞいてみて営業していたら入るという感じです。▼
ポイント
なんと言ってもチャーハンです。
家でこの感じに作るのは簡単なようでなかなか難しいです。
以前に紹介した神楽坂龍朋のチャーハンも最高に美味しいのですが、ここ銀座で食べる三原のチャーハンも引けを取らない美味しさです。
立地
店名が「三原」なのはオーナーの名前が三原さんなわけではなくて、今でも晴海通りに「三原橋」という交差点がありますが、かつてあった三原橋の跡地にできた三原橋地下街が近いからです。要するに地名からとった店名です。
三原橋地下街は1952年に完成し2014年まで現存していた日本最古の地下街でしたが、残念ながら今はもうありません。当時地下街には中華三原のように店名に三原を名乗る飲食店がいくつかありましたが、現在は店名に三原を名乗る最後のお店なのかもしれません。
同じ銀座の名店でもかなりジャンルが違いますが、三原のすぐ裏手に銀座トリコロール本店があります。
中華三原
中央区銀座5丁目9−5 MAP