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小田原にある和菓子屋さんのような風情のある店構えの老舗パン屋さん柳屋ベーカリーでとっても美味しいあんぱんを購入しました。
立地と歴史
1921年(大正10年)創業の老舗ベーカリーです。ベーカリーには間違いないのですが、普通のパン屋さんとは一線を画します。なんせベーカリー一筋100年の味ですから。
古くは箱根に駐留するドイツ軍の人々のために、ドイツ軍直伝のパンを製造して届けていました。また、給食用のパンを製造していたこともあります。
そんな店主が日増しに寂れていく小田原の商店街に活気を取り戻したいという願いから生まれたのが、現在大人気の薄皮あんぱんです。ですから、100年間ずっとあんぱんを作っていたわけではありません。
そんなわけで薄皮あんぱんを始めたのは1992年(平成4年)頃からです。それでも、すでに30年作り続けている老舗の味です。
お店は、東海道沿いにあって店の前に象徴的な柳の木があるのでそれが目印です。
店構え
東海道沿いに建つ柳屋ベーカリーのその佇まいは、一見するとパン屋さんには見えず、和菓子屋さんや日本料理のお店のようです。
店の入口には大きな紺の暖簾、その上には木製の看板がかけられていて、毛筆書体で書かれた柳屋ベーカリーの文字が。
小さなウィンドーがあってその中央には、小田原と書かれた風情ある提灯があります。
その背後には著名人のサインが飾ってあります。
小田原出身の柳沢慎吾のサインもありましたよ!
店内
店に入ると、すぐ目の前にドーンとガラスケースがあって、その中と上に沢山のパンが並んでいます。
このしつらえは完全に和菓子屋さん仕様です。
天井が高く広々していますが、お客さんがいられるスペースは割と狭めです。
訪問した日は2名の女性スタッフが対応していました。
8割が薄皮あんぱんですが、中にはクリームパンやカレーパン、メロンパン、シナモンロールなんかもあります。クッキーもあったりするのであんぱんの専門店ではありません。
しかし、お客さんの9割はあんぱんが目当てですね。
日曜定休ですし、閉店時間も早いので、観光客というよりは地元のお客さんの方が多い感じです。
私は午後に行ったので、すでに売り切れのあんぱんもありました。
本気で狙いに行くなら午前中、もしくは予約も可能のようです。
メニュー
お店の外にも薄皮あんぱんの種類は表示してあります。
自分でとってトレーに乗せるシステムですが、ガラスケースの中の商品はお店の人にお願いします。
たくさんのあんぱんを目の前にするとすごく迷ってしまいました。
だってどれもこれも美味しそうなんですもの。
購入品
最後の一つだった幻の黒豆パンとあんぱんじゃないものも食べてみたかったので、スタンダードな形の森のたまごクリームパンを購入しました。
幻の黒豆パンは、ずっしり重くて、クリームパンの3倍くらい重い感じです。
実食
帰宅してから家で頂きました。幻の黒豆パンの中身を見てください!
豆の食感を残した荒い餡で、甘さはかなり控えめ、黒豆そのものの味がしっかり残っていてとってもおいしかった!
パンの中にあんが入っているというよりは、あんをパンの皮で包んでいるが正解ですね。▼
帰宅してから、もう1種類くらい買ってくればよかったなぁと後悔しました。
森のたまごクリームパンはあんぱんのように薄皮なわけではなくてとってもスタンダードな甘いクリームが美味しいオヤツパンでした。
旅の買い物はたいてい買いすぎしていまうか、その逆に買わなかった後悔、そのどちからかががつきものですね。
小田原の喫茶店、インテリアが最高!大窓から降り注ぐ光が気持ちいい 駅前の喫茶 ケルンや、象のロゴマークが可愛い 喫茶ジャンボ、
クラシカルな雰囲気でとっても居心地いい 珈琲館 豆の樹、小田原城のすぐ近くコンパクトだけど明るく開放的なコーヒーショップかざみどり、国登録有形文化財の建築海の見えるレゾートカフェ清閑亭など素敵なレトロ喫茶がありますよ!
基本情報
店名 | 柳屋ベーカリー |
住所 | 神奈川県小田原市南町1丁目3−7 MAP |
最寄駅 | 小田原駅徒歩約15分 |
定休日 | 日曜 |
営業時間 | 10:00 – 15:00 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。