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神楽坂の路地裏にひっそりと佇む古民家で家族で営むトンボロは、昭和の香り漂う純喫茶の趣が抜群なのですが、実は1998年(平成10年)の創業です。
このブログでは昭和レトロ、あるいはそれより古いお店を主に取りあげていますが、これまでにもいくつかの例外的な平成生まれのお店がありますので、トンボロも平成生まれですが、例外的に掲載させていただきます。
立地と歴史
1998年(平成10年)にこの場所で当初は、設計事務所をやっていたオーナーが喫茶店を始めたのがトンボロです。なるほど、納得。
内装のプロだったのか!だから平成開業のお店なのに、平成感は微塵もなく、いい感じに時を重ねた燻銀の昭和レトロな喫茶店に見えるのですね。
場所は、神楽坂の駅から徒歩5分ほどです。駅から神楽坂通りの坂道を飯田橋方面に下ります。
梅花亭という和菓子屋さんの角を左に入ります。この角に看板もあるのでわかりやすいです。和菓子屋さんの3軒となりがトンボロです。
この看板が目印です。▼
店構え
路地裏にあるかなりいい感じに時を重ねた一軒家がお店です。
現在は、お隣に息子さんがやっているトンボロ分室があります。お店の中でも繋がっています。
右の扉がトンボロ、中央の扉は2階への階段で、左の扉がトンボロ分室です。▼
トンボロ分室は当初CAFE SKIPA/スキッパという名前で2010年にスタートしたのですが、現在はトンボロ分室として、タンドリーチキンカレーが食べられるお店になっています。
トンボロ分室をやられている息子さんは、トンボロに通っていたお客さんとご結婚されて、現在はお子さん(トンボロオーナーのお孫さん)もいるんですよ。歴史ですね。
店内
お店の奥から見るとこんな感じです。厨房の前に長いカウンター席。階段下にはテーブル席です。
このテーブルは木をそのまま使ったDIYだそうです。
店内の照明も廃材を使ったものなど、至る所に設計事務所をやられていたというこだわりのデザインが見られます。▼
奥のテーブル席の頭上には廃材を使った味のある照明。ここの席はとっても落ち着くなぁ▼
メニュー
メニューはこんな感じです。昭和感溢れる平成喫茶の安定のメニューとでもいうのでしょうか。▼
スイーツじゃなくてスウィーツメニューです。神楽坂価格ではなくて、昭和価格ですね。何にするかこれは迷うなぁ。
メニューに書かれたイラストがホットケーキとコーヒーのセットを食べてるから、これがおすすめということかなぁ?▼
こちらはトンボロ分室のカレーメニューです。お昼時だったので、トンボロ分室はお客さんでいっぱいでした。▼
オーダー
メニューに書かれたイラストに従って?ホットケーキとホットコーヒーです。コーヒーは香りと酸味のブレンドAにしました。
マスターが丁寧に淹れるコーヒーは安心安定の味でした。
ホットケーキはやや小さめだけど、細かく切り目が入っていてとっても食べやすい。生クリームもたっぷり。ちゃんとカラメルシロップも付いてきます。
カラメルをたっぷりかけていただきました。▼
プリンは、硬めの正統派で王道。とってもコーヒーにあう味です。
二人で訪問してホットケーキとプリンとホットコーヒーを二つオーダーしたら、ホットケーキ用のフォークもプリン用のスプーンも2個づつつけてくれて、優しさを感じました。▼
これはリピートしたくなる味と雰囲気です。喫茶店はコーヒーの味も大事だけど、ここで過ごす時間が大事というオーナーの想いが伝わる空間でした。
ポイント
カレーは香りがきついので、同じ空間ではなく、分室で出しているそうです。今度は息子さんの分室のカレーを食べに行きたいです。
神楽坂という街に馴染んだトンボロ。今ではなくてはならない存在ですね。▼
神楽坂には小さな小さなドーナツ屋さんドーナツもりや、神楽坂シュークリームが名物の珈琲と洋菓子のコパン、定食まで食べられるフォンテーヌなど個性的なお店がたくさんあります。
基本情報
店名 | トンボロ |
住所 | 東京都新宿区神楽坂6丁目16 MAP |
最寄駅 | 神楽坂駅徒歩約3分 |
定休日 | 水・木 |
営業時間 | 11:00 – 18:00 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。