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原宿 竹下通りの歴史を見守る老舗喫茶レピドール


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竹下通りの中間地点にある老舗喫茶店レピドール、目まぐるしく変化する原宿、竹下通りの歴史を2階から静かに見守ってきた喫茶店です。

原宿竹下通り レピドール

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立地と歴史

竹下通りがこんなに賑やかになる1970年代から、通り沿いの2階でお店を構えるレピドール。気さくなマスターによると竹下通りでレピドールより古い喫茶店は、NOA COFFEEさんだけだそうです。

しかし、残念ながらNOA COFFEEは長く営業しているのですが、時代に合わせて改装しているので店構えに創業時の面影はありません。

また、WITH HARAJUKUの近くにあるこのブログでもすでに紹介している紅茶専門の喫茶店クリスティーは、レピドールの4〜5年後にできたそうです。

そういう意味で言うと店構えに創業時の面影を残しつつ、竹下通りで古くから営業している中で一番古いのはレピドールということになりますね。

お店の窓から見える竹下通りを見下ろしながら、「建物自体もこの辺だとあそことうちだけになったよ。入ってるショップはしょっちゅう変わるからね。」と向かいの古いビルを指差しながら、マスターが話してくれました。

原宿竹下通り レピドール大事に使われている家具はほぼ創業時からのものです。

店構え

お店は竹下通り沿いに建つ古いビルの2階にあります。営業している時は、通り沿いに看板が出いているのでそれが目印です。お店に入るには、賑やかなショップの横にあるレンガ壁の階段を登ります。▼

原宿竹下通り レピドール

階段を登って2階の一番奥に入り口があります。カタカナのレピドールの看板がわかりやすいですね。▼

原宿竹下通り レピドール

実はパンデミックになってから近くに来るたびにのぞいていたのですが、いつもクローズでした。今回三度目の正直でようやく入店がかないました。開いててよかった!

店内

店内は奥に細長い形をしています。奥の左側にカウンター席とキッチン、その横に窓際までテーブル席が並びます。

原宿竹下通り レピドール

窓際は、大きなテーブル席になっています。窓際が明るくてとっても開放的です。

レピドールのアンティーク調のお店の窓の外には、実に竹下通りらしい賑やかなショップの様子が見えます。この対比が面白い。▼

原宿竹下通り レピドール

天井には、窓際から奥まで木の造作があって、この格子状の天井造作がお店のインテリアのポイントですね。

床を張り替えたり、壁を塗り直したり、これまでに何度か改修はしているけれど、基本的には創業時のままを維持するようにメンテナンスをされているそうです。

ハイ!絶対それがいいです。

原宿竹下通り レピドール

椅子の座面も創業時は藤の座面だったけれど、傷んできてメンテナンスしようと思ったけれど、今はこのような藤の仕事ができる職人がいなくなっていて、仕方がないのでビニールレザーにしたんだと言ってました。

しかし、店内には創業時からの藤の座面の椅子がいくつか残っているので、その椅子に座れたらラッキーかも!▼原宿竹下通り レピドール

メニュー

一応店名がコーヒー&ワインレピドールなので、ワインやビールの種類も豊富です。食事メニューだってありますよ!▼

原宿竹下通り レピドール

ケーキセットについてくるエスプレッソコーヒーというのは、マスターが70年代にイタリアで出会ってとても気に入ったエスプレッソコーヒーを、マスターが日本人に合うように独自に改良したメニューです。

何がオリジナルかというと、創業時の70年代にはまだまだデミタスカップでのむエスプレッソコーヒーというのは、日本では馴染みのないものでした。そこで、日本では受け入れやすいように改良したというわけです。

今はエスプレッソコーヒーなんてどこに行っても飲めるけれど、当時はとっても珍しいコーヒーでした。▼

原宿竹下通り レピドール 原宿竹下通り レピドール

オーダー

それで、オーダーしたのはマスターおすすめのエスプレッソコーヒーがついてくるケーキセットです。こちらがレピドールオリジナルメニュー、1970年代から続くエスプレッソコーヒーです。▼

原宿竹下通り レピドール

そして、濃いめのコーヒーにはやっぱり甘いケーキがお似合いです。チョコレートケーキです。最高!▼

原宿竹下通り レピドール

私は、ニューヨークチーズケーキとのセットです。イタリアの香りエスプレッソコーヒーと、ニューヨークチーズケーキ。海外に行けない現在、食で海外を感じたいですね。▼

原宿竹下通り レピドール

ポイント

パンデミック以前は、たくさんの外国人観光客の方々訪れたそうです。そしてみなさんがチップとして自国の紙幣を置いていったものがお店の飾り棚にたくさん飾ってありました。

特にレピドールを訪ねてくるような観光客は、日本通のリピーターが多く、何回もくるお客さんもいたそうです。何回来ても竹下通りは外国人にとって楽しい場所なので、日本に来る度に原宿へ来て、その際の休憩場所としてレピドールに立ち寄ってくれたのだとか。

パンデミックで海外からのお客さんが全く来なくなってマスターはちょっと寂しそうでした。早くコロナが終息することを願います。

原宿竹下通り レピドール

原宿には、ブラームスの小径にあるラ・ブーレット、千駄ヶ谷方面に行ったところにある琥珀の女王が美味しいアンセーニュダングル原宿店、そしてラフォーレ原宿裏にあるヴォルール・ド・フルール/花泥棒があります。合わせてアンティークな店内が素敵なレトロ喫茶巡りがおすすめです。

基本情報

店名 レピドール
住所 渋谷区神宮前1丁目16−5 Ryuあぱるとまん 2F MAP
最寄駅 原宿駅徒歩約5分
定休日 不定休
営業時間 12:00 – 
禁煙・喫煙 全席禁煙

営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。

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