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神田エリアの路地裏にひっそりと佇む大人のための大人の喫茶店高山珈琲は、店主こだわりのアンティークなインテリア空間の中で、これまた店主こだわりの珈琲を愉しめる隠れ家喫茶店です。
土日は営業していないので訪問難易度高めの喫茶店ですが、平日の営業時間が8:00-20:00と長いのが嬉しい。
立地と歴史
淡路町・小川町駅と神田駅の間くらいの靖国通りをちょっと入った路地裏にある高山珈琲は、九段下にあったカフェ・ル・グランなどで経験を積んだ高山さんが1994年に創業した大人の喫茶店です。
1994年ということは、昭和ではなく平成6年なので、このブログのテーマである昭和レトロではないのですが、高山珈琲のお店の佇まいは昭和の時代にフランスのカフェ文化に憧れて、東京で喫茶店を開業したおしゃれカフェの先駆的存在、青山のカフェレジェグルニエや広尾のアンセーニュダングル、原宿のアンセーニュダングル、同じく原宿の花泥棒、代官山のカフェグレコの系譜、すなわちオレンジ色のランプシェードの照明のある喫茶店(オレンジ照明系)なので、勝手に掲載することとしました。
店構え
お店の入り口はたくさんの植栽で埋もれていてよく見えません。これがまた隠れ家と言われる所以かもしれません。
また、この植栽の存在は、店内のほの暗い落ち着く照度を保つためには欠かせません。
店内
店内は、期待を裏切らない空間でした。
飴色のフローリング、オレンジのランプシェードから漏れる光、レースのカーテン、食器棚に並ぶカップ&ソーサー、どこを切りとっても完璧です。▼
壁にかかるパリのカフェの中でも最も有名なカフェドゥマゴをはじめとした数々のパリの写真は、オーナーの高山さんがこれまでに集めたもの。
写真と写真の間にはロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート。一番手前にあるのは1972年のイヤープレートですね。▼
柔らかなレースのカーテンが外の光を遮ってくれる▼
メニュー
こだわりのコーヒーメニューから。ブレンドはブラージュとメールの2種類▼
珈琲店ですが、紅茶やその他メニューもあります。▼
サンドイッチも種類豊富です。食事メニューにはリンゴジュースがついてくるもの嬉しい。▼
自家製のチーズケーキはレアとニューヨークの2種類。これは迷う。▼
オーダー
迷ったのですが、2人で訪問して、オ・レ・グラッセとブレンドコーヒーのメール。フードは大人気のシナモントーストとレアチーズケーキにしました。▼
嗚呼、これが食べてみたかったのです。
惜しみなくパンの隅々まで乗せられたシナモン。横には、これまた惜しみなく絞られた山盛りの生クリーム。最高!
ウェッジウッドのカップとお揃いのお皿に乗ったレアチーズケーキにはケーキよりも多いんじゃないのって量の生クリームがたっぷりと添えられています。いや、添えられているという表現はそぐわないボリュームの生クリームが本当に嬉しい!
そして、何もかもがとってもおいしい。
生クリームは濃厚でクリーミーなんだけど甘すぎず、レアチーズケーキのコクはコーヒーとの相性が抜群です。▼
シナモントーストもあっという間に食べてしまいました。▼
ポイント
珈琲やトースト、ケーキのこだわりは当然として、インテリアや食器もとてもいいものを大切に使うというポリシーを感じました。
お店の内装は開業時からほとんど手を加えずにいるそうです。高山珈琲の落ち着く空間はいつまでも変わらないでいてほしいです。
なんと、2階には貸切専用のスペースがあります。ちょっとした会合に使ってみたいなぁ。▼
高山珈琲はオーナーの高山さんがお一人でやられているので、通院などで早仕舞いをすることもあります。
そういうお店の情報はTwitterで流しているようなので、訪問の前に公式Twitterをチェックしてから行くとフラれることはないかと思います。
基本情報
店名 | 高山珈琲 |
住所 | 東京都千代田区神田須田町1丁目12−6 MAP |
最寄駅 | 地下鉄神田駅A6出口徒歩1分、JR神田駅徒歩約5分、地下鉄小川町・淡路町駅徒歩約3分 |
定休日 | 土日祝 |
営業時間 | 8:00 – 20:00 営業時間休業情報などは公式Twitterで |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。