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竹橋 パレスサイドビルで食べる「絶望」。豊富な種類を誇る東京風スパゲッティ「イタリア食堂 マンマミーア!」


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皇居に面した超一等地に建つ竹橋の「パレスサイドビル」は竣工からもうすぐ60年。再開発の話も現実味を帯びてきています。

ここには創業300年を超えるカレー屋さんとか、赤坂の本店が無くなっても頑張る中華料理店など名物店がいくつもあります。そんな老舗店の一つが「イタリア食堂 Mamma mia! (マンマ・ミーア!)」。

食堂と名乗っているだけに小洒落たイタリアンレストランではなく、日本風のスパゲッティがリーズナブルな価格で食べられる、まさにイタリア食堂です。

▲ランチタイムには行列ができる繁盛店ですが、ちょっと時間を外すとあっさり入れたりします。この日も行列もなく店内には空席もあったので訪問してみました。

パレスサイドビルは堅い会社が多いのでお昼休みの12時から13時までにお客さんが集中するんですよね。

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立地と歴史

皇居の北の丸のお濠端、東西線竹橋駅に直結というか駅の上に乗っている「パレスサイドビル(毎日新聞社 パレスサイドビル)」の地階には多くの飲食店が並んでいて、その中の1軒が「イタリア食堂 マンマミーア!」です。

広いパレスサイドの一ツ橋口の入口に近い場所です。竹橋の駅からは反対側なので意外と見落とされているかもしれません。

この地での創業は1995年。パレスサイドビルの他の老舗店舗と比べれば比較的新しいかもしれませんが、30年間パレスサイドビル近辺のお客さんから支持され続けてきたことから分かるように、そのコストパフォーマンスの高さは折り紙つきです。

店構え

もうお客さんはビルに勤務している人(多くは毎日新聞社)と隣の商社の人(2021年から丸紅が帰還)のどちらかか、そこへの訪問客。それと近くのビルのやっぱりビジネスパーソンくらい。あとは国立近代美術館や北の丸公園に来た人くらいかなぁ。

▲ビルのテナントとしての店構えですし、大きく目立つ看板があるわけでもありません。しかも地下鉄とは反対側の入口近く。

でもお昼時は必ず行列になっているので、近くへ行けばすぐわかります

店内

間口は狭く見えるかもしれません、奥行きがあるので30席以上あります。

▲店内はカウンター席が数席、さらにビニールクロスが敷かれたテーブル席が並んでいます。往年の洋食屋さんの雰囲気です

メニュー

問題はそのメニュー。

ズラズラっと並ぶスパゲッティの数々。タラコを使った和風のスパゲッティ、味噌ソースを使ったスパゲッティなどなど。

いわゆる「ハシヤ系」のようにも見えます。

▲とにかく 「パスタ」ではなく「スパゲッティ」と称されるメニューです。

ボンゴレビアンコとかペペロンチーノという見慣れた名前の中に混じって「娼婦風」とか「絶望」といった変わった名前のメニューがあります。

また、価格は990円か1,100円という2種類だけ。竹橋でほぼ千円でお腹いっぱいのランチが食べられるのですから、それは人気店なのは当然です。

▲ランチタイムは原則スパゲッティだけ。

あまりに種類が多く、名前から料理を連想しずらいメニューもあるので店頭の写真付きメニューは有り難いです。

行列しているうちに写真を見ながらどのメニューにするか予め選んでおけば間違いがないと思います。

それと大盛りもオーダー可能です。取材時の大盛り料金は+330円でした。

▲こちらは夜のメニュー。

夜はさまざまなイタリア料理が用意され、まさにイタリア食堂。

充実したワインなどもあり仕事帰りの夕食にピッタリです。

オーダー

今回は「絶望」と「娼婦風」をオーダーしてみました。

▲写真手前が「娼婦風」990円。ブラックオリーブとケッパーとアンチョビのスパゲッティです。

奥が「絶望」1,100円。エビとアサリとアンチョビとサラミが入ったトマトクリームソース。

▲「絶望」のアップ。

渋谷ホームズの「絶望」とはまるっきり違う感じなので、たぶんたまたま名前が被ってしまったのでしょう

▲こちら「娼婦風」。

いわゆるハシヤ系とは違う方向性の日本の、東京の ”スパゲッティ” ですね

ポイント

とにかく名物「絶望」、「娼婦風」それと「海賊風」。まずはこのあたりを制覇してから他のメニューにチャレンジしてみたいです

夜はともかく昼間は東京のスパゲッティ専門店そのものです。壁の穴とかアンクル・トムとかと同様、イタリアンではない東京だからこそのスパゲッティが食べられます。

もちろん1995年創業ですからどこかのインスパイアには違いないと思いますが

なお支払いは現金のみ。営業は平日のみ。

土日祝日はお休みなので、週末に東京国立近代美術館の展覧会へ行ってついでにマンマミーアでランチというわけに行きません。平日に竹橋へ行く機会があったらチャレンジしてみてください。

▲マンマミーアやパレスサイドビルの飲食店で平日にランチしたら、パレスサイドビルの屋上に上がって休憩してみるのはどうでしょう。

パレスサイドビルの屋上は平日の11時から16時の間は一般にも公開されているのです。

屋上へ行くのは簡単。パレスサイドビルの両端(国立近代美術館側と丸紅側)にあるエレーベーターで上がります。

外から見ると白い円筒形のエレベーターの内部はこの写真のようなレトロフューチャーなもの。映画スタートレックに出てくるエンタープライズ号みたいです。

▲パレスサイドビル屋上で国立近代美術館側の端から丸紅側(白いエレーベータタワーの向こう側)を見たところです。

屋上の左奥に人が大勢見えるのは喫煙所があるからです。喫煙者の方はオープンエアの中、周囲を気にせずプカプカできますから食事の後の休憩はこちらへ。

竹橋近辺でランチができるところは限られているので、仕事でパレスサイドビルを訪問した時のランチとして、国立近代美術館へ展覧会鑑賞に来た際のランチとして、マンマミーアのスパゲティや赤坂飯店名物の担々麺を一度は試してみてはどうでしょうか。

パレスサイドビルの老舗店

基本情報

店名 イタリア食堂 マンマミーア!
住所 千代田区一ツ橋1丁目1−1 毎日新聞社パレスサイドビル B1F  MAP
最寄駅 東京メトロ東西線 竹橋駅直結
定休日 土曜、日曜、祝日
営業時間 11:30 – 22:00
禁煙・喫煙 全席禁煙

営業時間、定休日などは変更になる可能性があります。

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